決算書（損益計算書、貸借対照表）を活用することで、自社の状況を数値面から分析することができます。分析のための指標は数多くありますが、当サイトではクリエイターや制作会社にとって特に重要なものを挙げ、それらについて説明いたします。全てを覚えなくてはいけないということは全くありません。収益性の面から自社を見たときに、どのようになっているのかを把握したいときに計算していただければ宜しいかと思います。
収益性の分析と効率性の分析に関しては、単独の数値を算出してもあまり意味がなく、一般的には業界標準や優良企業などのベンチマークと比較する、あるいは毎年の変化を比較する必要があります。
しかし、クリエイターや制作会社は産業分類上、適切に参考にできるデータがほとんどありませんので、毎年の変化を比較をするために分析されることをお勧めいたします。
分析のための指標は全て企業の決算書を前提としています。個人事業主が確定申告に使用する所得税青色申告決算書の損益計算書と貸借対照表は企業のものと異なる部分があるため、分析できない指標があります。
理解度Check
以下の文章は正しいでしょうか？もし間違っているならどこが間違っているでしょうか？
決算書は過去の数字であるため、今後の経営においてはあまり意味がない。
- ×不正解
- 確かに売上高や利益は過去のものですが、経営目標を立てるにあたって過去の数字を基にしますし、費用構造や資産状況は今後どのように改善していくかの材料や指標となります。